国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres=MSF)は、 中立・独立・公正な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。その理念を「憲章」として掲げています。
MSFの活動は、緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的としています。紛争や自然災害の被害者や、貧困などさまざまな理由で保健医療サービスを受けられない人びとなど、その対象は多岐にわたります。
MSFは世界各地に28事務局を設置しています。主な活動地はアフリカ・アジア・南米などの途上国です。2012年は約3万2000人の海外派遣スタッフ・現地スタッフが、世界71ヵ国で活動を行いました。 MSF日本から62人を派遣し、27ヵ国で活動しました。
MSFの活動は、ほぼすべて民間からの寄付で成り立っています。また、活動地へ派遣するスタッフの募集も通年で行っています。さらに、活動地の現状報告や患者の方々の声を届ける証言・広報活動も重視しています。
1人でも多くの方が、私たちとともに行動してくださることを願っています。